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令和3年度船橋市所蔵作品展
荒井恵子 船橋三部作―宝成寺・三番瀬・玉川―

令和3年度船橋市所蔵作品展「荒井恵子」チラシ表

 

会期

令和3年12月7日(火曜)から19日(日曜)(会期中無休)
午前10時から午後5時(ただし金曜日は午後7時まで)

会場

船橋市民ギャラリー
〒273-0005 船橋市本町2-1-1 船橋スクエア21ビル3階
電話:047-420-2111
https://www.f-bunspo.or.jp/gallery/
交通 JR・東武線船橋駅から徒歩約7分/京成船橋駅から徒歩約5分

料金

入場無料

主催

公益財団法人船橋市文化・スポーツ公社

共催

船橋市教育委員会

後援

船橋市

助成

芸術文化振興基金 /公益財団法人 土屋文化振興財団

協力

株式会社東武百貨店船橋店/株式会社堀内カラー/ギャラリーサンカイビ/ Grandpa Graphics, Inc./船橋市立葛飾中学校/船橋市立習志野台中学校/茂春山宝成寺

 

 

  船橋市民ギャラリーでは、地域ゆかりの現代美術作家の活動と作品を紹介する展覧会として、市内にアトリエを構え活動する荒井恵子(1963 年生)の個展を開催します。

  荒井はこれまで墨と和紙を使った水墨表現により自身の感情や想いを抽象的に表現してきましたが、近年、作品と場所との関係性を探る映像作品や写真作品に取り組み始めました。本展覧会では地元「船橋」をモチーフとして制作した3 つのシリーズを紹介します。

  第1部では茂春山宝成寺の襖絵を展示します。同寺は西船橋にある曹洞宗の寺院で、徳川家康の側近であった成瀬家の菩提寺でもあり、地域に古くからある禅寺です。2013年に荒井は本寺の襖絵を描き奉納しました。荒井はこの経験について「自身の表現が地域の人々とかかわるきっかけになった」と語っています。展覧会ではこれらの襖絵を展示し、寺院空間を再現します。祈りの空間としての襖絵を体感いただければと思います。

  第2部は船橋市を代表する干潟・三番瀬で制作した映像作品と写真作品を展示します。作品と場所の関係性に着目し、地球を舞台に作品を展示したらどうなるかという問題意識から、干潟の三番瀬の浜辺に作品を設置し、2020 年正月に撮影。今回は本作完成後初めて公開する機会になります。

  第3部では2020 年春に廃業した船橋市を代表する老舗割烹旅館であり国の登録有形文化財であった「玉川旅館」の建物内に作品を設置して撮影した映像作品を上映します。「大勢の人が共に時間を過ごした生々しい場所であり、祝い事などで利用した特別な空間」を自身の墨と和紙の表現で再現することを目指しました。

  このたびの展覧会は、船橋市が所蔵する絵画をはじめ、荒井が初めて取り組んだ映像作品や写真作品を展示する機会になります。これらの船橋をモチーフとした作品を作家の地元であり撮影地であるこの地で発表することは、地域の歴史や自然の魅力、そして人々の営みをアートを通して共有する機会となることでしょう。

 関連イベント

アーティストトーク

展覧会の開催を記念して、美術評論家の建畠晢氏をゲストに招き、対談形式でアーティストトークを行います。

日時:12月19日(日曜)午後2時から午後3時30分

講師:荒井恵子、建畠晢(美術評論家、埼玉県立近代美術館館長、多摩美術大学学長)

会場:船橋市民ギャラリー

美術フォーラム 「地域と現代アートの関係-船橋での実践を通して」

長年、船橋市を拠点に現代アートの展覧会やイベントを企画してきた酒井清一氏(東北芸術工科大学教授)を招き、地域と現代アートのかかわりや地域におけるアートプロジェクトの役割について、出品作家の荒井恵子氏を交え議論します。

日時:12月18日(土曜)午後2時から午後4時
講師:酒井清一(東北芸術工科大学教授)、荒井恵子

ファシリテーター:山本雅美(元船橋市教育委員会学芸員/茂木本家美術館学芸員)
会場:船橋市民ギャラリー

学芸員によるギャラリートーク

展覧会の見どころを学芸員がご紹介いたします。

日時:12月10日(金曜)、17日(金曜)午後2時から午後3時
※各回、同じ内容です
講師:益子実華(船橋市教育委員会学芸員)

*すべての関連イベントは参加費無料、要事前申し込み(定員20名、先着順)
 11月15日(月曜)から船橋市民ギャラリーにお電話でお申し込み下さい。

 

 施設連携イベント

船橋市茶華道センター

アーティストによる茶室体験イベント
下記の期間中、特別に茶華道センター茶室に荒井恵子の作品を展示します。作品にちなんだオリジナルの和菓子とともにお茶を一服差し上げます。

日時:12月12日(日曜)1回目午後1時から午後2時、2回目午後2時から午後3時
講師:荒井恵子、協力:田中宗和(裏千家)
料金:2000円(要事前申し込み、定員各回10名、先着順、11月15日(月曜)から電話にて受付)
※12月11日(土曜)および12日(日曜)午後3時から午後5時は茶室の作品展示をご覧いただけます(無料、予約不要)。
問い合わせ:船橋市茶華道センター 電話:047-420-2111

船橋市民文化創造館 きららホール

よりみちライブvol.202 美術と音楽の夕べ~荒井恵子の墨の世界with 植草ひろみ~
 荒井恵子による即興パフォーマンスとチェリストの植草ひろみによる一期一会のコラボレーションをお楽しみください。

日時:12月16日(木曜)午後6時30分から午後7時15分(午後5時45時から開場)
場所:船橋市民文化創造館 きららホール(船橋市本町1-3-1 フェイスビル6階)
出演:荒井恵子、植草ひろみ(チェロ)
料金:入場無料(定員132名、要事前申し込み、11月19日(金曜)午前10時から電話もしくはきららホール窓口にて受付)
問い合わせ:船橋市民文化創造館 きららホール 電話:047-423-7261

 

 特別展示

船橋市立葛飾中学校×荒井恵子 コラボレーション授業
「モノトーンの美しさ~喜・怒・哀・楽を表現する~」成果発表展

今年6~7月に市立葛飾中学校の2年生を対象に墨絵を制作する授業を実施。会期中、生徒による水墨画を市民ギャラリーで展示します。

*展覧会に先立ち11月1日(月曜)~30日(火曜)まで葛飾公民館で本授業の成果の一部を展示します。
お問い合わせ:047-437-5072(葛飾公民館)

 船橋市立葛飾中学校×荒井恵子 コラボレーション授業「モノトーンの美しさ~喜・怒・哀・楽を表現する~」報告書
 

展覧会の様子

   

 図録

図録「荒井恵子 船橋三部作―宝成寺・三番瀬・玉川―」
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