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令和元年度船橋市所蔵作品展
椿貞雄・椿夏子展 親子をつなぐもの

令和元年度船橋市所蔵作品展「椿貞雄・夏子展」チラシ

会期

令和元年7月12日(金曜)~7月28日(日曜)
午前9時30分~午後8時(土曜日、日曜日、祝日は午後5時まで)

会場

船橋市西図書館
〒273-0031 船橋市西船1-20-50
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/toshokankominkan/0001/0002/0001/p011017.html
交通 JR西船橋駅から徒歩約5分、または京成本線京成西船駅から徒歩約15分

料金

入場無料

主催

船橋市教育委員会

 この度の展覧会では、船橋ゆかりの洋画家・椿貞雄(1896-1957)、染色家・椿夏子(1926-2004)親子の市所蔵作品とともに、近年市内で発見された作品、貞雄が愛蔵していた陶芸品を紹介します。
椿貞雄は大正3年、山形から上京して間もなく、岸田劉生(1891-1929)、武者小路実篤(1885-1976)ら白樺派の同人と出会います。彼らは文芸雑誌『白樺』でヨーロッパの美術を日本に紹介していました。なかでも、椿貞雄の心に響いたのは同時代の美術ではなく、アルブレヒト・デューラー(1471-1528)など、西洋古典の美術“オールドマスター”の作品でした。その影響が強く表れていたのは肖像画、特に子供像です。椿貞雄は生涯を通して子供を描いていましたが、その表現は、精神性を映し出すことを追究したものから、スナップショットのように日常の家族の姿をとらえたものへと変わっていきます。本展では、作品をとおして、彼の芸術や子供に対する思いの変化を明らかにしていきます。
椿貞雄の子供像のモデルにもなっていた次女・夏子は、父と同様、美術家として活躍します。彼女は東京女子美術専門学校刺繍科(現・女子美術大学)卒業後、父の紹介で、後に人間国宝となった染色家・芹沢銈介(1895-1984)に師事し、彼が創始した「型絵染」という技法で作品を制作しました。
絵画と工芸の密接な関係、それは貞雄・夏子親子をつなぐものでした。貞雄の娘への愛情・夏子の父に対する尊敬のまなざしを、展覧会で感じていただけたらと思います。

関連イベント

親子向けワークショップ「なくしもの屋」

記憶の中に広がる風景をさがしてみませんか?言葉・場所・もの・匂い・音などのキーワードをもとに「なくしもの」を思い出して形にしていきます。

日時:7月15日(月曜・祝日)午後2時~午後3時30分
講師:武藤亜希子(アーティスト)
会場:西図書館3階多目的室
対象:小学生以下の子供とその保護者(はさみを使用します)
定員:8組(先着順)

要事前申し込み。6月17日(月曜日)から、文化課にお電話(047-436-2894)でお申込み下さい。

親子向けワークショップ「なくしもの屋」チラシ

学芸員によるギャラリートーク

美術担当学芸員による展示解説です。

日時:7月19日(金曜日)、7月26日(金曜日)14:00~(30分程度)
講師:益子実華(船橋市教育委員会学芸員)
会場:西図書館2階ギャラリー
申し込み不要。当日会場にお集まりください。

展覧会の様子

出品リスト

出品リスト

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