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平成30年度船橋市所蔵作品展
船橋の洋画家たち

船橋の洋画家たちチラシ

会期

平成30年12月11日(火曜)~12月16日(日曜)
午前10時~午後6時30分

会場

船橋市民ギャラリー
〒273-0005 船橋市本町2-1-1 船橋スクエア21ビル3階
電話:047-420-2111
https://www.f-bunspo.or.jp/gallery/
交通 JR・東武線船橋駅から徒歩約7分/京成船橋駅から徒歩約5分

料金

入場無料

主催

船橋市教育委員会/公益財団法人 船橋市文化・スポーツ公社

 東京から約20kmに位置する船橋。明治時代に総武鉄道、続いて京成電気軌道や北総鉄道が開通。鉄道網が発達することによって多くの人が往来しました。戦後は東京のベッドタウンとしても発展しました。
 船橋における美術家の活動を考えるとき、この地域の性格が美術家たちに影響を与えてきたことがわかります。画家を志し美術学校に通うため、もしくは中央の美術画壇で活動するために上京してきた若者が、職を求め、アトリエを構えるために船橋に住みつきました。
 今回ご紹介する4人の美術家も、戦後、地方から、画家になるために上京してきた人々です。彼らは美術大学を卒業し、新進気鋭の作家として活躍する一方で、教育者として船橋の地に根を下ろします。

 牛玖健治は、現在の東京芸術大学の前身である、東京美術学校で梅原龍三郎に油絵を、石井鶴三に彫刻を学び、1955年のサンパウロビエンナーレで棟方志功とともに版画を発表するなど多彩な活躍をしていましたが、1951年に市立湊町小学校の図工専科の教員となります。同校の校章やときわ書房のブックカバーのデザインを手掛け、市内ではデザイナーとしても知られています。
熊谷文利は、市立宮本中学校をはじめ長く美術教師を務めた一方、新象作家協会の創立に関わるなど画家としても活動しました。シュールレアリスムに影響を受けた幻想的な表現を得意としました。
柴宮忠徳は、東京学芸大卒業後、昭和学院高校で教鞭をとります。1967年に船橋市海神に転居。1970年以降は画業に専念し、1972年には安井賞を入選するなど、画家として活躍します。
鈴木善雄は、東京芸術大学で油画を学び、「船橋美術研究所」(現在のふなばし美術学院)を開設。同校は市内の美術教育の拠点になりました。一方で、船橋やアトリエのあった大原を取材した抽象的な風景画を描いた画家でもありました。

 今回の展覧会は、船橋の美術の歴史を発見していく研究の一環として、近年発見された作品を中心に、その成果の一部を紹介する機会になります。

関連イベント

【0~4歳児対象】赤ちゃんからの鑑賞ツアー

0~4歳児とその家族のための美術展鑑賞講座。
講師と一緒に、美術鑑賞を通して、“子供・大人・作品”間のコミュニケーションの秘訣を学びます。

日時:12月14日(金曜)午前10時~午前11時30分
講師:冨田めぐみ(NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会 代表理事)
対象:0~4歳児とその保護者(および、きょうだい)
定員:10組(事前申込制/先着順)
参加費:無料

要事前申し込み。11月15日(木曜日)から、文化課にお電話でお申込みください。

【0~4歳児対象】赤ちゃんからの鑑賞ツアーチラシ

美術フォーラム「美術鑑賞がもたらす力とは」

美術教育の専門家を招き、学校と美術館の連携事業の事例を紹介し、美術鑑賞教育の可能性をテーマにディスカッションを行います。

基調講演:奥村高明(日本体育大学児童スポーツ教育学部教授)
事例報告:永山智子(佐倉市立美術館学芸員)
山本雅美(船橋市教育委員会学芸員)
日時:12月15日(土曜日)14:00~16:30
対象:どなたでも
参加費:無料
定員:30名(先着順)
申し込み不要。当日会場にお集まりください。

美術フォーラム「美術鑑賞がもたらす力とは」チラシ

美術鑑賞講座「船橋の洋画家たち」

美術担当学芸員によるスライドトークです。

日時:12月16日(日曜日)午後2時~午後3時30分
講師:山本雅美(船橋市教育委員会学芸員)
対象:どなたでも
参加費:無料
定員:30名(先着順)
申し込み不要。当日会場にお集まりください。

展覧会の様子

出品リスト

出品リスト

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