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令和7年度船橋市所蔵作品展 玉川旅館の記憶

2025年10月31日更新

「令和7年度船橋市所蔵作品展 玉川旅館の記憶」を開催いたします!

船橋市湊町で約一世紀に渡り、船橋を代表する社交場・宿泊施設として多くの人々を迎え入れてきた「玉川旅館」が令和2年、創業100年の歴史に幕を下ろしました。それから5年、大正・昭和から令和までの間に紡がれてきた人々の記憶をカタチにし、市民に愛された玉川旅館の再現を試みる展覧会を、船橋市民ギャラリーで開催します。

 学生時代、布団を並べて朝まで語り明かした部活の合宿、職場でお世話になった先輩の送別会、船橋大神宮で結婚式を挙げた後の披露宴。テーブルにはビールやお造りが並び、あちらこちらから、笑い声が響き渡る大広間。宴会の前にひと風呂浴びることを楽しみにしていた方もいるのではないでしょうか。

 本展では、太宰治が滞在したといわれる「桔梗」の間の襖や、ビリヤード室のランプ、座敷の欄間にはめ込まれていた装飾ガラスといった建築部材の展示とともに、広間に飾られていた美術品や、市民の皆さんが撮影した思い出の写真、さらに、令和2年の閉館時の瞬間に立ち会ったアーティストたちによる作品等をご紹介します。

 展覧会の帰り道には、ここで過ごしたひと時を思い出し、久しく会っていない人に連絡を取りたくなる。そんな気分を味わっていただけたら幸いです。

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