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令和2年度船橋市所蔵作品展
椿貞雄と清川コレクション

令和2年度船橋市所蔵作品展「椿貞雄と清川コレクション」チラシ表紙

会期

令和2年12月2日(水曜)から23日(水曜)(会期中無休)
午前10時から午後5時(ただし金曜日は午後7時まで)

会場

船橋市民ギャラリー
〒273-0005 船橋市本町2-1-1 船橋スクエア21ビル3階
電話:047-420-2111
https://www.f-bunspo.or.jp/gallery/
交通 JR・東武線船橋駅から徒歩約7分/京成船橋駅から徒歩約5分

料金

入場無料

主催

公益財団法人船橋市文化・スポーツ公社/船橋市教育委員会

 このたびの船橋市所蔵作品展では、大正末から昭和にかけて船橋で暮らし活躍した地域ゆかりの洋画家・椿貞雄(1896 山形県米沢市生-1957 千葉県船橋市没)の画業を紹介するとともに、明治から昭和にかけて船橋で医業を営んでいた清川家が収集・保存した美術品など約250点を展示します。

 椿貞雄の画業は、岸田劉生(1891-1929)に出会うことから始まりました。劉生に師事し画架を並べて制作し、武者小路実篤(1885-1976)や長與善郎(1888-1961)など白樺派の文士たちと行動を共にした青春時代を経て、椿は1926(大正15)年、30歳のとき、船橋尋常高等小学校(現市立船橋小学校)の図画教員としての職を得て船橋に居住しました。以降、1957(昭和32)年に61歳で没するまでの約30年間を船橋で暮らしました。ここで彼は地域の人々との交流、特に椿の画業を支援した清川家とのかかわりのなかで、船橋の美術活動の中心的存在となりました。

 清川家は、初代の清川務(1844-1902)が1887(明治20)年船橋に病院を開業してから三代にわたり医業を営み地域に貢献してきました。二代目の清川弘道(1882-1961)は芸術文化に造詣が深く、石井林響(1884-1930)や磯田長秋(1880-1947)など、千葉ゆかりの芸術家の作品を収集しました。また、三代目の清川尚道(1907-2000)は学生のころ椿貞雄に師事したことから、生涯にわたり椿貞雄の弟子であり支援者でもありました。これら清川家三代にわたり収集・保存されてきた184点の美術品は1999(平成11)年から2000(平成12)年にかけて船橋市に寄贈され、「清川コレクション」として収蔵されることになりました。

 展覧会では、船橋市が「清川コレクション」を収蔵してから20年の節目を迎えたことを記念し、その中心画家である椿貞雄の生涯と画業を紹介し、そして、清川コレクションに残された船橋ゆかりの芸術家の作品も紹介します。これらの作品から明治から昭和にわたる船橋の美術活動の豊かさを感じていただければと思います。

関連イベント

講演会「椿貞雄の画業と生涯 ―米沢/船橋」

展覧会の開催を記念して、生誕の地である米沢での椿貞雄研究の成果や、椿貞雄の画業と生涯についてお話いただきます。

日時:12月6日(日曜) 午後2時~午後3時30分
講師:花田美穂(伝国の杜 米沢市上杉博物館 学芸担当主査)

美術フォーラム 「ミュージアムを楽しむ ―人と地域をつなぐメディア」

ミュージアムにおける生涯学習支援や鑑賞教育に関する専門家を招き、地域において人々がミュージアムを楽しむ方法をテーマに講演いただきます。

日時:12月12日(土曜) 午後2時~午後4時
講師:杉浦幸子(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)ほか

学芸員によるスライド・レクチャー

展覧会の見どころをスライドでご紹介します。

日時:12月4日(金曜)、11日(金曜)、18日(金曜)午後2時~午後3時
※各回、同じ内容です
講師:益子実華(船橋市教育委員会学芸員)

*すべての関連イベントは参加費無料、要事前申し込み(定員20名、先着順)
 11月15日(日曜)から船橋市民ギャラリーにお電話でお申し込み下さい。

プレイベント 祖父 椿貞雄の想い出に寄せて「東彩子 ダブル・コンチェルトの午後」

展覧会に先駆けて椿貞雄の孫でヴァイオリニストの東彩子氏による演奏と椿貞雄の想い出をお話しいただきます。

日時:11月21日(土曜) 午後4時開演(午後3時15分開場)
場所:船橋市民文化創造館 きららホール(船橋市本町1-3-1 フェイスビル6 階)
出演:東彩子、佐々木大芽(ヴァイオリン)、伊舟城歩生(ピアノ伴奏)
内容:第1部 ヴァイオリン演奏/第2部 トーク “船橋の家 記憶のアトリエ”
料金:全席自由 一般2,000円、高校生以下1,000円(9月18日より発売)
コンサート問い合わせ:船橋市民文化創造館 きららホール 電話:047-423-7261

展覧会の様子

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